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東洋船舶 Tech. メルマガ 第13号
“2022年PSC集中検査キャンペーン(STCW)”
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こんにちは!東洋船舶 海工務部です。
メールマガジン第13号は、Tokyo MOUとParis MOU合同で2022年9月1日から開始されます、PSC集中検査キャンペーン(CIC)についてお届けします。
過去の指摘事例や事前準備などについてご紹介しますので、皆様のご参考となれば幸いです。
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◆目次
[1] 2022年のPSC集中検査キャンペーンについて
[2] 事前準備
[3] STCWに関連する過去の指摘事例
[1] 2022年のPSC集中検査キャンペーンについて
2022年9月1日から11月30日まで、STCWを題材としてTokyo MOUとParis MOU合同のPSC集中検査キャンペーン(CIC:Concentrated Inspection Campaign)が実施されます。
キャンペーン期間中、該当域内のPSC検査官は通常の検査に加えて集中検査項目を確認します。また1隻の船舶が集中検査項目を検査されるのは期間中に一度だけです。
詳細は添付のPress Releaseをご参照ください。
なお、Tokyo MOU・Paris MOUの合同CICは毎年同じ時期に開催されており、2023年は’Fire Safety’、2024年は’Crew Wages and Seafarer Employment Agreement under MLC’ が予定されています。
[2] 事前準備
船主(管理会社)が行うことのできるCICへの具体的な事前準備についてご紹介します。
PSC検査官は添付CIC用のQuestionnaireに沿って集中検査項目を確認します。今回のQuestionnaireには10項目の質問がありますが、質問1~5及び8,9は項目を満たしていないと判断された場合にDetentionされる可能性があると記載されており、特に注意が必要です。
このQuestionnaireを各船に送付して乗組員による点検及び証拠書類を添付した点検結果の返送を依頼する、もしくは訪船の機会があれば訪船時に確認する、といった準備が考えられます。
しかしながらQuestionnaire内の質問項目の中には範囲が広いものもあり、これだけでは本船側も確認に困るかもしれません。
それを補完するため、過去に船主(管理会社)のFleet内で発生したSTCWに関連するPSC指摘事項をPick Upし、各船に情報を共有することもよく行われる準備のひとつです。
[3] STCWに関連する過去の指摘事例
添付Questionnaireの質問に該当すると思われる過去のPSC検船の指摘項目には、一例として以下のようなものがありました(2020~2022年)。
- 必要なCOCを所持していない、有効期限が切れている、乗組員のサインが無い
- FlagのEndorsementを所持していない、有効期限が切れている、Originalが本船上に無くCopyのみ所持している
- 各種COP(Basic Training等)を所持していない、有効期限が切れている
- Rest Hourの記録が実際と合致していない(Drillやログブックの記録等と照らし合わせて確認される)
- Watch Scheduleと実態に齟齬がある、Watch Scheduleが掲示されていない
- 機関室当直にEngine Ratingが単独で入直している
- 乗組員の一部がWorking Languageを理解していない
- 船内の指示文章がWorking Language以外の言語で作成されている
- Passage PlanがBerth to Berthで作成されていない
- Passage Planから実際の航海が逸脱したが、適切な手順が取られていない
弊社ではPSCに関するご相談も受け付けておりますので、お困りごとがございましたら電話・メールにてお気軽にお問合せください。
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