極海域に位置する特定の港(Bulkerが寄港するRED DOGなどがあります)へ寄港する際、Polar Codeにより証書とOperationマニュアルの所持が必要になります。
Polar CodeにはCategoryがA/B/C船がありますが、一般的な商船にはCategory Cを適用すること が多いため、ここではCategry C船の証書取得について記載します。
Q. Polar Codeとは?
A. 極海を航行する船舶の安全確保と環境保護を目的としてIMOにより制定された国際CODEです。2017年1月1日から施行されました。
Q. Polar CodeのShip Categoryとは?
A. 極海の中でもどのようなIce Conditionの場所を航海するかによって、船舶に必要とされるCategoryが異なります。厳しい順にA→B→Cと設定されます。
Q. Category Cの認証書(Polar Ship Certificate) を取得するための手順は?
A. 船主が必要書類を準備→船級へ申請→船級が審査(書類もしくは現場審査)→審査に合格後、証書発行 の流れが一般的です
Q.船体改造や追加設備は必要?
A. Category C船舶の場合、船体改造を要求された例は弊社の経験ではございませんが、追加設備は必要となる場合がございます。
Q.申請に必要な書類って?
A. Classにより若干異なりますが、以下のような書類があります。詳細はご加入の船級へお問い合わせください。
- 予定する航行エリアと当該航行のリスクを考慮したアセスメント
- Polar Water Operational Manual
- SOPEP
Q.取得に必要な時間は?
A. Class NKの場合、申請から取得まで最短で2週間とされています。そのほか申請前に各種手順書の作成にかかる期間も必要となります。
Q.船級の審査は書類だけ?
A.書類のみで審査が完了することもありますが、検査官が実際に本船を検査する場合もあり、船級や本船の状況によりケースバイケースと言えます。
IMO Polar Codeについて、Class NKおよびJapan PIがそれぞれテクニカルインフォメーションと特別回報を発行していますので、リンクをご案内致します。
https://www.classnk.or.jp/hp/pdf/tech_info/tech_img/T1166j.pdf
https://www.piclub.or.jp/ja/news/12079
2023年4月5日Update
Polar Codeに関してABSがガイドラインを公表しました。Polar Codeの一般的な情報やPolar Ship Certificate取得の方法、アラスカやRed Dog航行における注意事項が説明してあります。
また、Polar Ship Certificateの取得に必要なPolae Water Operational Manualの例なども添付されており、特に初めてPolar Ship Certificateを取得する方にとって参考となる資料です。
ガイドはこちらからダウンロード可能です。
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