豪州において2021年12月にBiofouling等に関する国内規則(Biosecurity Regulation 2016)が改正され、2022年6月15日より施行されています。
以下、要求される対応についてご紹介致します。
[1] タイムライン
‘Biosecurity Regulation 2016’は、豪州の環境・人・動物等に有害な外来生物や病原菌等が持ち込まれることを規制するための豪州国内法です。2021年12月にこの規則のRegulation48 、船舶のPre-arrival reportに関する項目が改正され、2022年6月15日より施行されました。規制導入から1年半の23年12月15日までは導入期間と位置付けられ、’Education First Approach’が行われます。
導入期間の終了に先立ち’Australian biofouling management requirements’がVer.2に更新されました。Ver.2は23年12月15日より適用されます。
[2] 規則要求
豪州Department of Agriculture, Fisheries and Forestry(以降’当局’と記載します) がウェブサイト(こちら)にて船舶のBiofoulingに関する規則・情報を提供しています。外航船舶への要求に関しては、添付Australian biofouling management requirementsをご参照ください。要求は以下の通りです。
豪州へ入域する国際船舶は、Biofouling Management に関する情報をPre-Arrival Informationの一環として当局へ提供することを求められ、当局はその情報を基にして船舶への対応を決定します。
具体的には、船舶は以下3点のうちのいずれかを実行していることが求められます。
① 効果的なBiofouling Management Plan(BFMP)とRecord Book(BFRB)の実施
② 豪州入域前30日以内の船体清掃
③ 当局により事前に許可された、上記以外の代替手段
本船が上記のいずれかを適切に実施したことをPre-Arrival Informationにより証明できない場合、当局により更なる情報提供が求められ、本船のBiosecurity Riskが評価されることとなります。その評価次第では本船到着時に検査官が乗船しての書類検査や、Under water Inspectionが実施されることがあります。
[3] 効果的なBiofouling Management Planと記録簿の実施
上記[2]で記載しました通り、豪州のBiofoulingに関する要求を満たす手段の一つとして、BFMP及びBFRBの実施(implementation)が挙げられています。
BFMPは2023年に出状されたIMOのResolution MEPC.378(80)にて船舶への備え付けが推奨されていますが、義務化はされていないため全ての船舶が所持しているわけではございません。
BFMP/BFRBの実施により豪州Biofouling規則に適合する際は、’Australian biofouling management requirements Ver.2’のAppendix Aに、最低限含むべき項目が記載ございますので、参照することをお勧め致します。
また、豪州当局が提供するBFMPのテンプレートを添付致します。
[4] その他
本船が適正にBiofouling対応を行っていることの証拠としてUnder Water Cleaning Reportの提出が要求されることがあります。Australian biofouling management requirements Ver.2’のAppendix BにはCleaning Reportに最低限含めるべき事項が記載されています。
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