船舶がPort Headland港へ配船される際、一般的な港と比較して詳細なQuestionnaireを提出したり、また場合によっては追加の質問への回答を要求された、といったご経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
Port Headland港がこのような措置を取る理由と検証方法について、以下の通り解説します。
<Port Headland港のVettingが厳しい理由>
- Port Hedlandの入出港は、1つの狭いChannelを経由する。
- Port Hedland港の1日当たりの鉄鉱石の輸出は150万トンに近く、毎月の生産量は4000万~5000万トンであるため、Channelがふさがれて船舶の入出港が出来ない場合、貨物の移動や生産工場などに大きな影響を与える。
- したがって、PPA(Pilbara Ports Authority)は、船がPort Hedland港に寄港する予定の船主と船舶管理会社に対して、船の主機/操舵装置/補機の整備を十分実施し、すべての状態が良好であることを確認することを望んでいる。
- 上記機器の不具合による影響は一日数億ドルの損失をもたらすため、PPA(Pilbara Ports Authority)はこれら機器に対する些細な欠陥も許容しない。
<Port Headland港のVetting方法>
- 上記の重要性を考慮して、PPA(Pilbara Ports Authority)は様々な情報ソースと基準を使用して、船舶または船舶管理会社が何らかの制限もしくは特に注意を払うべき対象になるかを決定する。この判断材料には次のものが含まれる。 過去12ヶ月間、Port Hedlandで発生した重大な事故を含む船舶の実績、船舶管理会社が提出した事故調査報告書およびその品質、持続的な改善のための船舶管理の水準。
- PPA(Pilbara Ports Authority)は検査時、PMSに重点を置く。これには主機、補機及び操舵装置に関するOEM(Original Equipment Manufacturer)推奨整備スケジュールの遵守、OEMが許可した延長整備間隔に関する条件遵守、船舶管理会社による重要機器及び予備品の設定、それら要求事項の遵守、などが含まれる。
- PPAは、上記と共に船舶の入港適合性を確認するためのツールの一つとして、RightShip Safety Score Vettingシステムを採用している。 PPAは船舶のSafety Scoreが3以下の場合、船舶の入港許可前に追加情報を要請します。 ただしPPAはRightShip Safety Scoreに関係なく追加情報を要請することもある。
- すべての船の船長は到着する前に欠陥を事前に十分に申告しなければならず、すべての重要な航海機器および機械(推進/操舵/発電機)が正常作動状態であるかを確認しなければならない。 機器故障が発生し、港湾運営に有害な影響を及ぼした場合は、追加港湾手数料を払わなければならない。
(注)PPA(Pilbara Ports Authority)は、Port HedlandとDampierを含む豪州西部のいくつかの港の港湾当局です。
PPAとPortHedlandの情報については、次のWebサイトを参照してください。
https://www.pilbaraports.com.au/ports/port-of-port-hedland
https://www.pilbaraports.com.au/
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