近年、幾つかのターミナルにおいてVacuum式の自動係船装置が導入されています。同装置のメーカーがCAVOTEC社であることから、通称CAVOTECと呼ばれることもあります。
同装置は主として欧州海域で、客船やフェリー向けに導入されている事例が多いようですが、一般貨物船が停泊するバースにも設置されている例もありますので、装置について以下ご案内します。
装置の概要・仕組み
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMJnbtvy74Hix4ZNeBH4EQiv3wGKHXZZF
導入実績
世界でおよそ90の港、具体的にはBulkerではPort Hedland, AustraliaやNarvic, Norway、コンテナ船ではSalalah,Oman等に導入されています。
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1YvT3YMy--578B8Yfh6MaZ2Dbh1bbg5ce&ll=-3.81666561775622e-14%2C-18.149128706376132&z=1
装置使用時の本船側の要件
基本的には同装置のVacuumパッドが接触する部分の船体外板に凹凸や穴が無く、平らな状態であることが求められます。つまり、船体外板に錆・生物付着・タグ等の接触による凹み等がある場合は十分な係船力を発揮できない事となり、港から着岸を拒否されるおそれがあります。
なお、同装置は各バースに合わせてカスタム設計されているため、どの程度までの凹凸や錆の状態が許容されるかはそれぞれ異なります。
ご参考にPort Hedland港のVacuum式自動係船装置使用時の本船側の要件をご紹介致します。
https://www.pilbaraports.com.au/about-ppa/publications/forms-and-publications/forms-publications/guideline/2022/april/vessel-suitability-for-cavotec-requirements
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。