AMSAはMarine Notice 2023/04’Pilot Transfer Arrangements’を出状しました。このMarine NoticeはPilot Transfer Arrangementの不備によるインシデントが継続的に発生していることを受け、各関係者に注意を促すためのものです。
特記事項を以下の通り抜粋します。
- Pilot LadderはIMOもしくはISO規格を満たした旨が製造元により証明されていることが必要
- Pilot LadderがISO規格に依る場合、規格に沿った強度テストが必要とされる。強度テストの実施から30か月※を超える場合、新たに強度テストを実施するかPilot Ladderを交換するまではPilot Ladderを使用してはならない。
- Pilot Transfer Arrangementの設置方法、特にPilot Ladderの船体への固定方法について注意喚起されている。
- Man Ropeの素材はSOLASには規定されていないが、 Australasian Marine Pilots Instituteは 'Grade 1 manila' を使用するよう推奨している。
- Man RopeもPilot Ladder同様に船上での検査・整備手順に組み込むべきで、30か月を超えない間隔で交換することが推奨される。
- 豪州では適正なPilot Ladderの入手が難しい場合があるので、遅れを防ぐため、船上に予備のPilot Ladderを持つことを推奨する。
- Pilot Transfer Arrangementそのものが適合しているだけではなく、乗組員がその使用方法を理解していることも重要な点であり、誤った使用方法は乗組員が重要な安全に関する手順に習熟していない証拠と見なされることがある。
※30か月の解釈
新しく購入したPilot Ladderの強度テストの実施日は証書に記載されておらず、購入者には不明なことが多いです。この点を弊社が独自にAMSAに問い合わせたところ、’製造日(manufacture date)から30か月を超えない間隔で強度テストを実施すること’との返信を受領しました。
弊社では豪州各港のPilot Ladder規則をまとめておりますので、そちらもご参照ください。この中には上記AMSAの要求よりも厳しい基準が採用されている港もありますので、注意が必要です。
また、弊社では引き続き各港のPilot Ladderに関する規則を集めております。お気づきの点がございましたらお寄せください。
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