中国海域においてStarlinkを搭載した外国船に対する取り締まり事例が確認されていますのでご案内致します。
Oasis Circular 2601.pdf
FAQ - Use of Starlink Service in Chinese Waters.pdf
★中国海域 Starlink 利用規制の詳細
■ 法的根拠と禁止理由
中国では、国内認可を受けていない satellite service の使用は禁止されています。Starlink は中国国内に認可されたゲートウェイや地上局を持たないため 「違法通信サービス」の扱いとなっており、中国国内法で以下の様に定義されています。
- 海上交通安全法(Maritime Traffic Safety Law)第24条:通信は中国の認可された海岸局/国内衛星ゲートウェイを経由しなければならない。
- 端末対地衛星サービス管理規則 第28条:中国国内で衛星通信サービスを提供するには中国当局の営業許可が必須。
- 無線管理条例 第54条:外国籍船であっても、中国領域では中国の無線規制に従う義務あり。
■ 罰則(行政処分)
● 海上交通安全法 第101条
- 3万元以下の罰金
- 重大な場合:3万〜10万元
- 責任船員の資格停止:1〜3ヶ月
● 無線管理条例 第70条
- 違法周波数利用/無許可無線局の使用:5万元以下の罰金+機器没収
- 是正拒否:5万〜20万元
- 不正目的を伴う重大ケース:20万〜50万元
■ Starlink は『接続可能状態』でも違反扱いと見做されます。
FAQ では、電源 OFF でも接続可能な状態にあると「潜在使用」扱いで調査対象になる可能性があると明記されています。
■ 求められる対応(資料に記載されている正式推奨事項)
- EEZ(200nm)手前から完全電源 OFF & 物理的にケーブルを外す
- ブリッジログに 位置・時刻・実施内容を記録(例:「Starlink terminal powered off and physically disconnected」)
- 船員への事前周知(Pre-voyage briefing)
- 中国港湾で検査が想定される場合は、設備構成・ログ・使用履歴を正直に説明すること
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