カナダ運輸局(Transports Canada)はシャフトパワーリミテーション(ShaPoLi)またはエンジンパワーリミテーション(EPL)システムを備えた船舶を運航する船舶運航者を対象として、強制水先海(CPA)を含むすべての海域に出入りや運航する際に、船舶運航者に、エネルギー効率既存船舶指数(EEXI)要件に準拠するためのShaPoLi/EPLシステムに関する2021年ガイドラインに基づく責任を通知しましたので以下ご案内致します。
当局からShip Safety Bulletinsは以下リンクからご確認出来ます。
背景
2021年、船舶による汚染の防止に関する国際条約(MARPOL)の附属書VIが改訂され、国際海運における炭素強度を削減するための必須の技術的および運用上の措置が導入されました。これらの措置は2022年11月に発効し、すべての海域で運航する船舶にEEXIを義務付けるMARPOL附属書VIの規則25が含まれています。
ShaPoLi/EPLシステム搭載船舶の運航に関する留意事項
国際海事機関(IMO)のEEXI要件に準拠し、ShaPoLi(シャフトポリシー)またはEPL(エンジン出力制限)システムを搭載した船舶は、すべての水域での安全な運航を確保するため、以下のガイドラインに従う必要があります。
1. パワーリザーブの使用に関するガイドライン(2021年)
船長および乗組員は、以下の状況においてのみパワーリザーブ(船舶に搭載されたShaPoLiまたはEPLシステムによって制限されているエンジン出力を、一時的に解除して本来の最大出力を使用できる状態)の使用が許可されます:
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安全確保または人命救助の目的(MAPROL附属書VI 規則3.1)
- 悪天候
- 氷海域での運航
- 捜索救助活動
- 海賊回避
- エンジンメンテナンス
使用時には以下の対応が求められます:
- OMM(オンボード管理マニュアル)への記録(セクション3.2)
- 使用しなかった場合でもログブックへの記録(セクション3.3)
- 認定機関(RO)への報告(セクション3.4)
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リスク軽減後のシステム再アクティブ化または交換(セクション3.5)
- 証拠(エンジン出力ログ、メカニカルシールの写真など)による確認が必要
2. 強制水先海域(CPA)での運航に関する追加留意事項
CPAに出入りする船舶は、以下の点にも注意が必要です:
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パイロットへの通知義務
- ShaPoLi/EPLシステムの搭載状況
- 緊急時に主推進機械が即応可能かどうか
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パイロットカードの掲示
- システムのアクティブ/非アクティブ状態による性能差を明示
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関連通知・ガイドラインの参照
- カナダ水先当局
- セントローレンス水路管理公社
- PPA – 業界への通知 04/2024 (2024 年 7 月 16 日)
- LPA – 業界通知 – エンジンパワーリミッター
- シーウェイ通知第7号 – エンジン出力またはシャフト出力制限システムを備えた船舶
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