今般PILBARA PORTよりPORT HEDLANDにおけるLOCAL MARINE NOTICE「PH 14/25」が発行されました。
以下にパイロットラダーの管理に関する要点・注意点・チェックポイントに関する記述をまとめましたのでご参考として頂けると幸いです。
対象:ポートヘッドランド港に入港する全ての船舶
運用開始:2025年10月2日
※本通知により2023年11月14日発行のPH 14/23は効力を失います。
オリジナル発行文書は以下リンクからアクセス可能です。
PH 14/25
1.パイロットラダーの認証及び表示
・SOLAS V/23またはISO 799-1:2019に準拠されていること
・製造元の認証書の「原本」を船内に保管すること
・ラダーには識別プレートを取り付け、「製造日」及び「規格準拠」が明記されていること
2.使用期限
・ラダー本体:製造日から30か月以内(ISO 799-1に基づく強度試験を合格する事で延長可能)
・マンロープ:製造日から12か月以内 ※使用開始日ではない点注意
3.パイロットラダーの固定に関する要点整理(IMO Resolution A.1045(27) 準拠)
基本要件
・船舶は IMO Resolution A.1045(27)(改正含む)に準拠する必要がある
・対象項目:ウインチリール、固定方法、アクセスポイント、設置方法
軽荷喫水時の固定方法
・喫水が浅い場合、ラダーのシンブル端をシャックルで固定する
・ただし、フリーボードの変化によりシンブル端での固定が困難な場合は、中間部での固定が必要
安全な中間固定方法
・ラダーの側索(サイドロープ)から直接デッキの強固な固定点に荷重を伝達すること
・ステップ、スプレッダー、チョックなどは荷重支持に使用不可
推奨される固定技術
・ローリングヒッチノット(ロープストッパー)を使用し、側索と強固な固定点を接続
・これにより、ラダーの荷重が安全にデッキの強固なポイントに伝達され、ラダー自体の損傷を防止
使用ロープの仕様と交換周期
・最低2本のマニラロープ(Grade One)を使用すること
・ロープの直径は28mm以上32mm以下であること
・ロープはパイロットの要求がある場合、船に適切に固定されている必要がある
・固定はロープ端をデッキに設置されたリングプレートに固定すること。 固定用ロープは12ヶ月ごとに交換すること
4.パイロットラダーおよび関連機器の一般安全要件(要点まとめ)
SOLAS準拠と良好な状態の維持
・すべてのパイロットラダーおよび関連機器は、SOLAS条約に準拠しており、常に良好な状態でなければならない
訓練を受けた乗組員による設置
・ラダーの設置は訓練を受けた乗組員のみが行い、使用前に責任ある士官が確認する必要がある
点検・証明・整備の記録
・点検、証明書、整備履歴の記録は、要求があればすぐに提示できる状態で保管しておくこと
適切な保管方法
・ラダー、マンロープ、固定ロープなどは、化学薬品、直射日光、その他劣化の原因となる環境にさらされないように保管する
計画保全システム(PMS)への組み込み
・パイロット移乗用機器(スタンション、シャックル、金具など)の整備は、計画保全システム(PMS)に含めること
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