IMBより2023年1月から9月の海賊事件に関する報告書が公開されました。2022年同時期と比較して海賊の脅威は高まりつつあり、IMBは地域的な取り組みを呼び掛けています。
報告書の要旨は以下の通りです。
- 2023年1月~9月に全世界で発生した海賊事件は99件で、2022年同時期の90件と比較して増加。
- ギニア湾で発生した事件件数は21件と、22年同時期の14件と比較して増加した。31件のうち54人の乗組員が人質に取られ、14名が誘拐され、2名が怪我を負った。
- Singapore海峡における事件件数は33件。22年同時期は31件、21年同時期は20件と、海賊事件数は高止まりしている。Singapore海峡における海賊事件の多くが盗難であり、比較的リスクの低い事件と見なされがちであるが、これらの海賊事件が混雑したSingapore海峡の航行の安全を脅かす可能性があり、IMBは迅速な報告を推奨している。
- インドネシア諸島及びペルーのCallao錨地における海賊事件も増加している。
海工務サポートセンター注
IMBの報告書によれば、2023年1~9月におけるアデン湾、ソマリア沖の海賊事件は報告されませんでした。
一方でUKMTOによれば当該期間において何件か不審船の接近が報告されており、直近では10月5日にアデン湾での不審船の接近が報告されています。いずれも具体的な被害は発生していない模様です。
IMB報告書のダイジェスト版は以下リンク先をご参照ください。
https://www.icc-ccs.org/index.php/1334-piracy-media-release-2023-q3
UKMTOの報告は以下リンク先をご参照ください。
https://www.ukmto.org/indian-ocean/recent-incidents
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