IMBより2024年の海賊事件に関する年次報告書が公開されました。
報告書の要旨は以下の通りです。
- 2024年に全世界で発生した海賊事件は116件で、2023年の120件、2022年の115件からあまり変化が無かった。
- 116件のうち94件で海賊の船への乗り込みが発生し、13件は襲撃未遂、6件はハイジャック、3件は実際に攻撃された。
- 海賊事件の数にはあまり変化が無いが、乗組員が危険に曝される事態は増加しており、IMBは乗組員の安全に対してより注意を呼び掛けている。
- ソマリア沖における海賊件数は2024年8件と、23年の1件と比較して増加している。IMBはBMPの採用と周辺海軍への適切な報告を呼び掛けている。
- ギニア湾における海賊事件は2024年18件発生した。ギニア湾での海賊事故件数は2020年の84件から大幅に減少しており、2022年以降は20件前後で推移している。しかしながら24年にはこの海域で12名の乗組員が誘拐されており、これは2024年の誘拐人数の23%を占め、引き続き注意が必要。
- シンガポール海峡や周辺のインドネシア諸島における海賊事件数は増加傾向にある。事件の大部分は盗難だが乗組員に危険が及ぶケースも多く、銃やナイフの使用件数も増加している。事件の多くは夜間や航行中に発生した。
- バングラディッシュでは過去10年間で最も多い、14件の事件が発生した。うち13件はChattagram, 1件はMonglaの錨地で発生した。
海工務サポートセンター注:
23年11月以降、Red Seaで民間船舶へのミサイル攻撃やハイジャック等が相次いで発生していますが、それらは武装勢力による攻撃のため、IMBの年次報告書には含まれていない点ご留意ください。
詳細は以下リンク先をご参照ください。
https://icc-ccs.org/maritime-piracy-dropped-in-2024-but-crew-safety-remains-at-risk/
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