2022年12月に開催されたIMO MEPC79に於きまして、地中海海域を新たに排出規制海域(ECA)として指定する改正案が採択され、決議MEPC.361(79)が発行されています。
本改正は2024年5月1日に発効しましたが、地中海におけるSOxおよびPMのECAとしての規制につきましては発効後12か月の免除規定を経て、2025年5月1日より規制が開始される事となりますので、改めてご案内致します。
1.新たにECAに指定された海域
指定海域の定義はANNEX Ⅵ付録Ⅶに追記されます。
具体的な規制海域は以下の座標で定義されています。
a) スペインのトラファルガー岬の先端(北緯 36 度 11 分,西経 6 度 02 分)及びモロッコのスパルテル岬の先端(北緯 35 度 48 分,西経 5 度 55 分)を結んだ線で定義されるジブラルタル海峡への西側の入口
b) メフメトチク岬(北緯 40 度 03 分,東経 26 度 11 分)及びクムカレ岬(北緯 40 度 01 分,東経 26 度 12 分)を結んだ線で定義されるチャナッカレ海峡
c) 附属書Ⅵの付録Ⅶ.4.3に指定される経緯度を結んだ線により囲まれた海域を除くスエズ運河への北側の入口

2.留意点
過去に低硫黄規制が発効された際と同様に、燃料油の切替手段に関する設備要件は無いものの、切替手順を示す手順書を船上に備える必要がありますので、地中海入域を考慮した手順書への改訂及び航海日誌及び記録簿への記載について今一度ご確認頂く事をお勧め致します。
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