例年通り、2024年1月1日にパナマ運河庁より ‘OP Notice to Shipping No. N-01-2024’ が公開されました。当該Notice は以下リンクよりアクセス可能です。
https://pancanal.com/wp-content/uploads/2021/08/N01-2024-Vessel-Requirements-1.pdf
弊社では2023年からの規則変更点を調査致しましたが、その中でも主要な変更点につきましてご紹介致します。
※なお、本調査は弊社独自で行ったものであり、すべての変更点を網羅したことを保証するものではございません。また個船毎のパナマ運河の通狭可否につきましては、造船所またはパナマ運河庁へご確認いただくことをお勧めいたします。
規則変更点
1. Initial Transitに際した事前送付資料の追加(添付資料No.6)
新パナマのLockで使用するMooring Rope及びMooring Tailの証書をInitial Transitの前に運河庁へ提出することが追加された
2.Initial Transitに際した事前送付資料の追加(添付資料No.7)
すべての船舶がInitial Transitに際して運河庁に提出する資料に、Certificate of International Energy Efficiencyが追加された。
3.船幅109フィート(33.22m) を超える船舶に対するPotisioning System設置要求(添付資料No.12 )
船幅109フィート(33.22m) を超える船舶は運河庁が指定したメーカー、型式のPositioning Systemを設置することが求められる。なお、この規則は2023年10月から実施されていたものです。詳しくは以下記事をご参照ください。【規則】 パナマ運河における測位システムの搭載義務化
4.新パナマ航行船舶のMooring Rope及びMooring Equipmentの管理等に対する要求の追加(添付資料No.15 )
新パナマを航行する船舶は、Mooring Rope及びMooring Equipmentのテスト、選択(selection)、使用、管理、廃棄についてOCIMFが制定する最新のMooring Equipment Guideline (MEG ※2024年1月現在はMEG4が最新版)に従うことが追加された。
対象船舶のMooring RopeやMooring Equipmentの管理計画を、MEGに記載された要求事項を参照してReviewし、必要であれば管理計画を更新することをお勧めいたします。
また本要求ではMooring Rope及びMooring Equipmentの選択(selection)もMEGに準ずるべきと記載されていますが、船舶によってはこの要求に従う場合、係船金物の改造が必要となる可能性もございます。本要求の範囲については弊社でも引き続き調査中です。今後Updateございましたらお知らせいたします。
5.船幅37.1m以上のNeopanamax船のBitに関する要求の追加(添付資料No.17)
船幅37.1m以上のNeopanamax船の8本のMooring Line (headline 2本、おもてspring line2本、ともspring line 2本、stern line2本) に関してそれぞれChockとSWL64ton以上のheavy bittが設置されていることの要求の明記。
6.船橋及びPilot居室の温度、湿度要求の明確化(添付資料No.26)
船橋及びPilot居室で保持すべき温度と湿度の明確化(温度は21℃から26℃、湿度は40%から70%の間)。
本要求は2023年のAdvisory to Shipping No. A-11-2023で通知されたものと同様です。詳細は以下記事をご参照ください。【規則】パナマ運河におけるDisruption Chargeについて //Update on 2 June. 2023//
2023年からの規則変更点の一覧は添付をご参照ください。内容に影響がないと思われる軽微な変更(スペルや表現の違いなど)は一覧から省いております。またご参考までに2023年のNotice To Shippingも添付いたします。
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